朝5時に松山を出発して信楽にあるMIHO MUSEUMへ。1月に愛媛県美術館で開催する白洲正子展のビジュアル(ポスター、チラシなど)をデザインした坂上さんの車に同乗させていただきました。名神高速道路から先月まで白洲正子展を開催していた滋賀県近代美術館を素通りして山中に車を走らせて小一時間。寒山の中から突如開けた駐車場と企画展のフラッグが現れます。そこから更に数百メートルのなだらかな坂と谷を超えるとMIHO MUSEUMに到着する。松山から高速道路で約5時間の旅です。
師走のこの時期に何故MIHO MUSEUMなのか?は割愛させていただきます。いつもお世話になっている美術館学芸員の金子さんと青山二郎展以来の再会です。今回も素晴らしい企画展の作品や展示の説明をしていただいて本当に感謝しております。
金子さんの展示にはいつも驚かされますが、御客様に何を伝えるか?作品を綺麗に見せるだけではなく、御客様に作品の何をどう見せたいか?かなりの想いを持っていないとなかなか出来ることではありません。デザイナーもたじたじです。
丁度、金子さん担当された企画展「MIHO GRANDAMA Arte della Luce」を拝見出来て本当にラッキーでした。もう一つの企画展「古陶の譜〜六古窯とその周辺」もかなりの見応えあり。農薬・化学肥料などを使わずに栽培された食材にこだわったパスタランチはオリーブオイルが絶品です。