-shiki-識 あたらしい和紙の仕切り 開催しています

007昨日7月1日、広島のオリエンタルデザインギャラリーりくうさんの企画展が開催しました。7月26日まで開催していますので是非ご覧ください。3日ほど私も会場の設営のお手伝いに行って来ましたが、今回は昨年デビューしたゼオライト「呼吸する和紙」をさらに発展・進化させたハイグレードの紙縒り和紙に、白晃さんとの恊働作品を多く展示しています。

また、小物も充実させ、「芽が出る和紙サイコロ」「モビール」「蓮の花」など楽しめます。会場の様子「和紙の職人.com」の中村さんがご紹介してくださっています。

初日はギャラリーの計らいで佐藤友佳理さんと私の二人でトークショー&レセプションを行いました。ロンドンでモデル活動をしていた友佳理さんが地元の内子・五十崎で和紙を作るまでの経緯とインテリアと和紙の展開について語らせていただきましたが、20名を超えるお客様から沢山のご質問を頂戴しまして、関心を持っていただいたのは本当に励みになります。ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。下の画像はトークショー中の様子です。正面左手が佐藤友佳理さん、製作中の説明をしています。

0010081階会場につり下げられている大型和紙は現在佐藤さんが制作出来る最大サイズの和紙、巾1.4m×高さ2.8mもあります。その和紙に白晃さんの書で企画展タイトルの「識」が和紙と戦いでいます。この書を書いた和紙を裏側から紙縒り和紙に貼って仕上げていますが、透明感のある和紙の白と書の墨が美しく調和しています。

四角形のボックスが積み上がり、積み木の様な壁は今回の企画展のために作った立体和紙。空気の様な存在間で空間を仕切ります。※実際に持っていただけるとその軽さにびっくりします。

0020032階は大型タペストリーを空間いっぱいに迷路の様につり下げています。奥まで見えそうで見えない不思議な効果と和紙に貼られた白晃さんの書が浮かび上がり、絶妙なバランスで空間が出来上がっています。このタペストリーは全て一枚一枚紙縒りの編み方を変え、細やかなパターンも楽しめます。

004006開場前日の夜、展示の準備をしていたところ、お隣のレストランにいらっしゃったお客様が正面のウィンドウ越しに蓮の花を熱心にご覧になってくださり、遠方からお越しいただいていたため期間中に来れないから今欲しいとお買い求めいただきました。ありがとうございます。「この蓮の花はどうやって持って帰るか?」とのご質問をいただきましたが、今回は準備万全。松山にあるオリジナルの紙箱メーカーのTAMUさんのご協力でシンプルで上品な丸い紙箱を用意しました。また、紙箱のスリーブ(蓋が取れないようにするための紐)は四国中央市の有高扇山堂さんの朱塗りの色水引を一筋結びきりにしています。愛媛県内で紙製品はほとんどのモノが作られているのです。TAMUさん、有高さん、ご協力ありがとうございました。

0051階会場に飾られている壁の様な一枚の大型ポスター。ポスターに印刷されたモビールの前に本物のモビールを吊っています。説明文の前後にゆらめくモビールが和紙の持つ透明感と軽やかさを一層引き立ててくれます。

この企画展は7月26日まで開催しています。入場無料。是非ご覧ください。

カテゴリー: 1.日々デザイン   パーマリンク

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