東京ベイ クルージングレストラン

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二日目のビッグサイトは雨も上がって開場から沢山のお客様で賑わっています。接客に追われる有高さんには申し訳ありませんが、ちょっと会場を抜け出しました。

ビッグサイトからゆりかもめで15分、日の出駅前から乗船できるクルージングレストランに行ってきました。観光ではありません。新しいプロジェクトの打ち合わせに、宇和島ルーコラの山下シェフのご紹介で松山のTAMUさんと船上でクルージングレストランの小濱総料理長にお会いするためです。

といいつつも、東京湾から眺める景色はすばらしく、たっぷり2時間、ゆっくりとおいしいランチコースをいただくのは16年間東京に居た私も初体験です。これで乗船料込みのランチコースが@5000円〜はとてもお得感があります。充実した時間に感謝です。

IMG_8362打ち合わせの後はすぐに会場にもどり、有高さんのブースに戻りました。二日目は昨日の倍とまではいかないまでも1.5倍はお客様の数が多かったのではないでしょうか、ブースはお客様が順番待ちする様な状況です。

特にプレス関係社が多く、沢山の取材を受けましたが特に注目されたのが田中行さんがデザインしたボトルバック。

和紙の瓦版さん、ニッポン・モノ発見さんが早速ご紹介してくださりました。田中さんの製品は水引の伝統的で基本的な結びのあわじ結びを連結しているデザインで結びの強度を活かしたデザインです。ワインのギフトはなかなか素敵なラッピングがなく、もらって嬉しい、飾ってもおしゃれにインテリアになります。

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isot会場初日

_MG_7686_MG_7750ついに初日を迎えました。お客様の入りが不安でしたが、和紙・祝儀袋という従来製品を出品しているメーカーさんが軒を連ねるエリアの中で、赤を基調とした異色の設えと、初めてisotにエントリーする有高扇山堂さんのブースは通りすぎるお客様はかならず立ち止まってくれました。お客様がいない時がないくらい、ブース内は商品をじっくり手に取ってくださり、充実したスタートを切ることが出来ました。おかげで、準備していたパンフレットを本社から追加発送してもらい、二日目を迎えます。初日は開発デザイナーの中島さんと田中さんも駆けつけてくれました。

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東京ビッグサイト

IMG_0516有高さんとISOT会場内ブースの設営に来ています。予想はしていましたが、とにかく「暑い」「暗い」節電も大切ですが、ちょっと体を動かすと汗が吹き出します。

愛媛から持ち込んだフラッグを吊り、今回開発した新製品を並べ終え、いよいよ明日は初日、オープンです。デザイナーの皆さんや製作に関わり、支えて頂いた皆さんのおかげでやっとこの日を迎えることが出来ました。感謝の気持ちでいっぱいです。沢山の方に見ていただき、評価をかたちにしていきたいと思います。

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有高扇山堂ホームページがOPENしました

有高HPトップ先日ご紹介した愛媛県四国中央市の水引のメーカー「株式会社有高扇山堂」さんのHPが東京ISOT開催の2日前となりましたが、先行してオープンしました。

このプロジェクトは昨年の5月から有高社長、専務と事業社さんの想いや業界のこと。産地産業のこと、などなどじっくり企画から話し合い、テーマが決まってから現行商品とは一線を画した新商品の開発を行うため、デザイナーの選定、試作、パンフレットのデザイン、HPの制作、ISOTでの発表まで全てプロデュースさせていただきました。

実際にはホームページが完成したと言うより、これからどんどん進化していく想いの方が大きく、まだまだ未完成ではありますが、有高扇山堂さんを皆様に知っていただくためのショールームであり、商品を購入していただくためのショップであり、産地のメーカーとしてのプラットフォームとしても今後の展開が楽しみです。

 明後日のISOTで出展する新商品も同時に公開しております。是非ご覧ください。明日から準備のために上京し、最終日まで会場におりますので土曜日まで留守にしますが、会場から様子をお知らせしたいと思います。

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-shiki-識と-ri-離の和紙

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5年間おつきあいさせていただいてきた「りくう」の和紙。佐藤友佳理さんが引き継いでもうすぐ2年となりますが、特にこの2年間の和紙の進化は目をみはるものがあります。そのきっかけとなった「ゼオライト」です。インテリア空間を意識した大型作品に目が向いてしまいます_MG_7477が、実は繊維のミクロの世界が他の和紙との大きな違いなのです。

天から舞い降りた牡丹雪のようにはかない、触れると解けてしまいそうな楮の繊維は肉眼で見えるか見えないかくらい薄く漉かれています。それが2m強の和紙全面に同じテクスチャーを表現出来ていること、紙縒りの張り

方によって「いちまつ模様」「鱗模様」「菱形」などなど様々なパターンで楮を漉き込んでいます。

友佳理さんと企画したテーマの「識」とは日本人の持つ「結界」見えない「しきり」「識り」を意識したものですが、この紙縒り和紙に関しては「守・破・離」の離を考える時期になったのかも知れません。

様々な可能性を秘めた「和紙」、そして様々な和紙を使った「人」によってどんどん今から離れながらも原点を忘れない、ぶれない軸を持ってこれからもずっと、ずっと頑張って欲しいと思いますし、私自身も完成された「紙縒り和紙」に縛られることなく、和紙のすばらしさを伝えて行きたいと思います。

(写真モデル/佐藤友佳理)

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