骨まで食べられる干物「まるとっと」は2年ほど前から東温市の株式会社キシモトさんが愛媛県と聖カタリナ大学UD研究会の皆さんとお年寄りにも安心して干物を食べられる開発を進めてきましたが、ついに先月、県内スーパーで発売しました。写真はそのパッケージです。商品名の「まるとっと」とはまるごと+とっと(魚/方言)を組み合わせ、まるごと魚を食べるという意味です。
この新商品「まるとっと」は鯵、鯖、ホッケなどさまざまな魚種を高温・高圧加工することで魚の形はそのままで骨まで柔らかくして、塩、醤油、みりん、バジルなどオリジナルソースで味付けしてあるのでご家庭でも温めるだけで簡単においしい干物が食べられます。
骨まで食べられることでご高齢の方にも子供にも安心してがぶりと食べられますし、味付け無用で簡単に調理出来ることだけでも新しく、目を引くのですが、実はもっとも新しいのはその食べ方、調理方法。骨まで食べられるのでそのままパンの上にのせてがぶり、トマトソースをかけてイタリアン、などなど洋食にも無限の可能性があり、干物=和食というイメージを払拭してくれます。調理が面倒、骨の心配といった「負」のイメージがないので魚離れの進む一般家庭の食卓に洋食感覚で抵抗なく魚を食べていただけることが、キシモトさんの願いです。
パッケージに大きく表示された「まるとっと」のロゴマークは若い主婦層の方にも好感を持っていただくことを意識して丸皿の中央に配置したさかなのマークとまるとっとの文字は若手女性書家の白晃さんにお願いしました。もちろん、商品の試食をしていただき、じっくり話し合いを進めさせていただいたのでキシモトさんの想いが十分伝わり、おしゃれでインパクトのあるロゴマークに仕上げることが出来ました。白晃さんありがとうございました。
レシピは宇和島のイタリアン「ルーコラ」のオーナーシェフ山下さんが開発中。パッケージのレシピも山下さんの調理です。パンにのせる、トマトソースで食べるといった斬新な発想でこれからもあたらしい、簡単、おいしいレシピを開発してもらいます。