感性価値創造

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最近よく聞く『感性価値』。yahooで検索すると約156,000件ヒット。

経済産業省では2008年度から3年間を『感性価値創造イヤー』として施策を展開していくそうです。

『感性価値』とは、平たく言うと消費社会の中で私たちが『モノ』を買う時に通常、性能、機能などのスペックとコストで判断しますが、「楽しさ」「かっこよさ」「安心」「生活スタイル」「作り手の想い」「使い手の想い」といった消費者が求める第三の価値とでも言うのでしょうか、「感性」に訴求するモノづくりと共感する市場(環境)の共創社会を目指すと言ったところでしょうか?

デザイナーにとって、消費者の感性に訴求するモノづくりは当たり前のことですが、それを社会が判断する表現(言葉)はありませんでしたから画期的なことですし、国が見えない(数値で表せない)感性の価値を推進することに正直驚きました。

たとえば写真はブログで何度もご紹介している『森のかけら』。木のサイコロを240種の世界中の標本としてのスペック(価値)がありますが、+木の価値、環境面の価値、ライフスタイルの価値、安心の価値、美しさの価値、などなど消費者の感性に訴求する沢山の価値や魅力がありますし、実際に評価、購入してくださるも沢山います。ただ、基準や前例、機能、コストなど見えることしか評価していなかった行政がどこまで感性価値として理解出来るのかは?。

2年目を迎えた『感性価値創造』ハードルが高いと思いますが、この第三の価値感に対して、単に施策で終らないことを期待しています。

カテゴリー: 1.日々デザイン   パーマリンク

感性価値創造 への1件のコメント

  1. 感性 より:

    感性云々を語るよりもまず人間性が先んじると思われる。
    人間性が人より大きく劣る者が携わった成果物はいくら見た目が良くても何の価値も無い、存在価値すら無し。
    まず作り手の人間性が物の土台となると考えます。
    そのしっかりした土台の無い物の上に創り上げられた物ははかない幻・・・・・。
    砂上の城でしかないと思われる。

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