開けてびっくり

ボランティアフェスティバル

先月、「全国ボランティアフェスティバルえひめ」の分科会のコーディネーターに参加しました。テーマは「食のUD」、定員40名なので20〜30名程度集まってくれればと気楽に考えておりましたが、直前になって60名の分科会になっていました。「食」に対しての関心の高さを痛感しましたが、それよりも予定の倍の分科会をどうする?

今回の分科会は聖カタリナ大学のUD研究会「アイクローバー」から10名、顧問の岩満先生、産業技術研究所の藤田さんのサポートで実施しました。分科会をやる以上はワークショップ形式で参加者の皆さんと同じ目線でテーマについて話し合うことが大事。私たちは参加者の皆さんが話しやすい環境と意見をまとめながら参加者と何が大事か認識しあえる進行役を担っています。
そこでグループ別に参加者とファシリテータがテーブルを囲み、コーディネーターが全体の進行を進めていく訳ですが、私たちの人員的に4つが限界。それでも各テーブルには20名近い大所帯となってしまうのです。通常の倍以上のワークショップです。(汗)
今回はアドバイザーとして神戸から長田区社会福祉協議会の長谷部さんに分科会に参加していただきました。下打合せなし、当日初めてお会いしたのですが、さすが福祉のプロ、30分弱の昼食時間に食事をしながらこちらの考え、長谷部さんの役割を全て飲み込んでくださり、逆にこれだけの数をよく引き受けましたね〜と慰められました。長谷部さんはNPOが生まれるきっかけとなった神戸・淡路大震災の時にボランティアに参加されて以来、ずっとこのお仕事に従事されており、ユニバーサルデザインがとても盛んな地域で食のUDについてもさまざまな取組みをされており頑張っていらっしゃいます。
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では愛媛のUDはどうなのか?産業技術研究所の藤田さんを中心に愛媛の県産品の「愛」あるものずくり企業とUD開発をされています。聖カタリナ大学では4年前に学生参加によるUD研究を発足させ、企業さんの製品のモニタリング調査から具体的なニーズ提案を毎年行っています。私は発足時からアドバイザーとしてお手伝いさせていただきましたが、福祉の大学の生徒はUDや福祉の共通認識、言語があるので目的を共有出来る初めてのことでもぶれない。毅然としています。今回も初めてのワークショップでファシリテートという大役を見事に全うしてくれました。

今回は全国から参加されているので愛媛らしい仕掛けとして昔から地元で愛された食(甘み系)と柑橘飲料を試飲.試食していただきました。喉につかえる。歯にくっつく。栄養価が高い。おいしいから誰でも食べやすい。などなど様々な意見をきっかけに参加者の地域自慢、食に対する地域が抱える課題、などなどどんどん話が広がっていきます。全行程で2.5時間の分科会では十分な話し合いが出来ず「みんなで一緒に考える」ことが中途半端になってしまいました。ただ、意識の高い皆さんと出会いと時間を共有出来たことは我々にとって大切な財産。終わりの始まりです。本当に皆さん、お疲れさまでした。

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カテゴリー: 1.日々デザイン   パーマリンク

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