宇和島中心部から車で約40分、リアス式海岸沿いの遊子地域に昔ながらの農法でジャガイモを作っている段々畑があります。宇和島には何度も来ていますが、ここまで足をのばしたのは生まれて初めて。半島を切り開いて畑にした段々畑を見上げると気が遠くなるほどの農家の方のご苦労が伝わります。今は休耕期間で山肌があらわになっていますが、秋には幅1メートルに満たない狭い階段状の畑にジャガイモの青い葉で景色ががらっと変わるそうですが、人間が作った造形に圧倒されます。ちなみにこの段々畑、下から上まで60段あるそうです。下から見上げるとバベルの塔の様、「天と地と海のはざまに生きる」という不思議なことばもストンと実感します。
遊子の段々畑
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