村の駅五本松

村の駅五本松 242村の駅五本松 243村の駅五本松 241砥部焼の里のど真ん中に現れた「道の駅」ならぬ「村の駅」。国土交通省により登録されたものではありません。砥部でも珍しい茅葺き屋根の民家をリノベーションした休憩スポットです。といっても外観、内部とも昔のまま。昔の風景がそのまま残されています。

一昔前までは国道沿いの販売施設に大型バスで多くのお客様で賑わっていましたが、今では小グループ、少人数の方が多く、お気に入りの窯元を訪ねる方も少なくありません。砥部焼窯元の集まる五本松地域は国道から少し町の中に入った場所ですが、週末はガイドブック片手に散策される県外からも観光客も多くなりました。しかし、観光地といえる程の集客ではないため休憩、トイレなど公共のサービス施設はありません。また、知らない窯元を訪ねるのもなかなか敷居が高いという声がありました。

永立寺窯の西岡さんは昔の砥部の面影を残すこの民家をお接待の場として利用出来ないかと考えましたが、空家状態が永く屋根の棟が崩れ、雨漏りがひどい状態。施設として改修するには莫大な費用が必用ですし、この民家の大家さんにも了解を得ないといけません。行政や銀行など金策に奔走したそうですが、なかなか進展することが出来なかったそうです。ならばと大家さんの許可を得て手弁当で窯元さんや地元の方たちの協力を得ながら、コツコツと半年かけて修理をされ、無事先月末にオープンしました。縁側から中を覗くと沢山の窯元が作った「蕎麦猪口」が所狭しと展示されています。窯元の想いの詰まったこの「村の駅」は窯元と御客様をぐっと近づけてくれるでしょう。

ちなみに私も看板のデザインをお手伝い(協力)させて頂きました。

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