-shiki-識 あたらしい和紙の仕切り

Ž¯ƒOƒŒ[“WŽ¦‰ïDM— 1cQ“WŽ¦‰ïDM•6月30日〜7月26日まで広島のオリエンタルデザインギャラリーでりくうさんの企画展を行います。今回、私はプロデュースでお手伝いしています。りくうさんは県内外のイベントにもたくさん出展されていますが、ギャッリーの企画展は昨年5月に西麻布のルベイン以来。佐藤友佳理さんの和紙の世界を是非ご覧ください。初日30日はトークショー&レセプションがあり、友佳理さんと対談します。

 

今回タイトルの「識」を書いていただいた書は松山在住の女性書家「白晃」さん作。これまでの白無垢の和紙の展開でしたが、初めて書とのコラボをお願いしました。明日はその試作会議です。想いがぶつかる場はいつもハラハラドキドキ。だからあたらしい提案はやめられません。

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桜が散って

0010021ヶ月以上も更新出来ておりませんでした。いつの間にか桜も散り、えひめイズムのディスプレィをやっと初夏バージョンに設えました。今年は紫陽花と五月雨です。キラキラと小雨を表現しているのは四国中央市の「伊予の水引」です。数百本の銀水引は1.7kmの長さを使用しています。実は市販の水引は結びやすい長さ(90センチ)でカットされていて、こんなに長い水引はなかなか手に入らないのですが、「有高扇山堂」さんのご協力のおかげで実現出来ました。有高さん、ありがとうございました。

この水引は3000個のクリアビーズを通しています。途方もない量ですが、狭い事務所でスタッフのN君が頑張ってくれました。N君お疲れさま!

前回の桜のディスプレィで天井から吊るした「桜ボール」。お客様からどこで売っているのか?いくらで売ってくれるのか?お問い合わせがあったそうですが、申し訳ございません。造花以外のほとんどは当事務所の手作りです。予算的なこともありますがえひめイズムのシーズニングのディスプレィはイズムの為にイメージして制作しており、既製品を探してもないのです。

ディスプレィはお客様のおもてなしです。いつも何か新しい、愛媛の素材を使って季節を感じていただければと思っています。えひめイズムでは5月1日まで、「内子の手仕事の会フェア」をやってます。木工、鉄、草木染め、蝋燭などなど珍しい工芸品がたくさんありますのでぜひご来店ください。

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3月11日の東京

IMG_0349IMG_035611日、仕事を終えて帰りの道中ルベインに立ち寄りました。薬師神さんの個展を拝見。宇和島で作品は見ていましたが、会場全体にびっしり配置された宇和島のテクスチャー(素材)が空間をはるか遠くの宇和島にいる錯覚にさせてくれます。会場には写真のキャプションも詳しい説明はあえて一切表示されていません。見る人の判断で自由にイマジネーションを膨らませてくれるとても質の高い展覧会です。

エントランスの中庭には大漁旗が春風に揺らいでいます。宇和島の水産会社から借り受けた現役の船の大漁旗だそうです。単に設えとして飾っているのではなく、これも宇和島の作品の一部と飾られている心憎い展示です。会期は本日で終了しますのでお近くの方は是非。

帰りの便には少し早いのですが、山の手線から品川で乗り換え、京急の羽田行き急行に乗ってほっとした途端、電車が急停車。地震の社内アナウンスがあった瞬間、車両がぐらぐら揺れ出しました。東北地方太平洋沖が震源の地震だったのです。社内は停電状態で小一時間車内に缶詰状態で、その間何度も余震に揺られながらも日本で深刻な被害を受けているとは全く思いませんでした。乗車していた車両が橋の上だったので揺れが強く感じたのだろうと思い込み、車掌の誘導で車外に避難されたときには復旧まで待とうと思っていたのです。

外に出ると、都内の電車が全てストップしている情報があり、アイフォンでも東北が震源の地震程度のことしかわかりません。飛行機も予定通り運航状況を告知しているだけで、電話も通じません。情報収集出来ない状況で「どうする?」自分で判断するしかないのです。

品川駅のすぐそばでしたが、復旧を待つよりも空港へ向かうことを選びました。時計は3時を少し過ぎた頃、GPSの地図を頼りに歩き出しました。肩にくい込むノートパソコンの入った重いショルダーバックのベルトを掛けかえながら飛行機の出発時間ばかりが気になっていましたが、日が暮れたころには宿泊の心配をしていました。バスも動いていないことがわかり、タクシーも捕まらず、唯一の交通機関の車も大渋滞で歩いた方が早いくらいです。空港近くのホテルは満室、後戻りしようにも歩くしかなく、明日もどうなるか何も確約がない為、とにかく空港に行くしかありません。

IMG_0358道中の様子は割愛しますが、第一ターミナルに到着したのが10時過ぎ、空港には着便の移動の出来ない客と、欠航で都内に引き返せない客で何千人の人が施設内に泊まり込んでいました。地下から展望フロアまで全て解放された空港施設は避難所状態です。有り難かったのは毛布と非常食の配給があり、空調、照明もあったので、新聞紙の上に毛布にくるまれて一夜を明かしましたが、比較的快適に過ごすことが出来ました。腰や背中は少々張りがありますが、品川から歩いた疲労で4時過ぎまで熟睡です。

翌朝もまだ欠航の便は多く、変更便のカウンターは長蛇の列で松山に帰ることが出来るのか?また地震が来たら?と不安は募るばかりですが、何とか一便で帰ることが出来ました。飛行機の中の新聞で初めて地震、津波の状況を知り、震災のほんの少しの影響を受けましたが、深刻な被害と規模の大きさに本当に驚きました。被害に遭われた皆様は今もまだ大変な状況下と思います。心からお見舞い申し上げます。

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ー時が刻んだ色と形ー薬師神親彦「宇和島の色と形」展

案内状 00000のコピー夜行列車「瀬戸号」で24時間、わずかの間に・・ジェット機で2時間半余・・更に高速で繋がります。

宇和島市と東京都と両方の地で、仕事をはじめて約4年・・・。

本をデザインするように、宇和島を素材としてみた時、

風景の中に「色」「形」があることに気づきました。

撮りためた写真を並べてみると、東京にはない、

あたたかい、ほっとする宇和島を感じます。

A3版で約500点、

カメラマンでもない、私が撮った宇和島を是非ご覧ください。

〜案内状原文〜

会期:3月8日(火)〜13(日)11:00〜19:00(最終日は17時まで)

※オープニングパーティ3月8日(火)18:30〜20:30

会場:ギャラリール・ベイン

東京都西麻布3-16-28 TEL 03-3479-3843 FAX 03-3479-9210

宇和島パールを軸にした産地ブランド構築にご尽力されている薬師神さんが初めて宇和島をテーマに展覧会を行います。薬師神さんの視点で撮りためた「宇和島」を500枚のピースに埋め尽くされた会場で眺めたとき、初めて、作品として評価されると信じています。

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サクラサク

イズム春1受験シーズ真っ最中です。合格を伝えるこの言葉(表現)もあまり聞かなくなりましたが、桜は今でも春をイメージさせる代表的な言葉。昨日、イズムのディスプレィを春の装いにしました。桜リースと桜ボールだけですが、淡いピンクが春らしい暖かさを感じさせてくれます。

現在、イベントスペースでは愛媛県主催「21世紀えひめの伝統工芸大賞 入賞作品」を展示中。26日からは先日東京青山のRinで発表した「いよのよいもの〜愛媛の伝統工芸品新作展」を開催します。伝統工芸というと生活感にマッチしない、重いイメージありますが、生産者も若い方も多く、生活の中に身近に使って楽しむライフスタイル提案型へとものづくりも変化しています。

春のディスプレィに合わせて店内の商品ディスプレィも変化しています。壁面に飾られたカラフルなカードは四国中央市の今村紙工さんの製品。大小10色のカードに水引飾りを設えた「メッセージカード」です。

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