和紙の新聞紙

ピクチャ 2愛媛ネタを中心に書き綴っている当ブログですが、和紙の産地として有名な福井県(越前和紙)の瀧株式会社さんからうれしいメールが届きました。当ブログでご紹介した有高扇山堂さんの記事をご紹介して下さるとのこと。早速サイトを拝見したところ、さすが産地のメーカーさんだけあって商品も情報も充実しています。

興味深いのは当ブログをご紹介してくださっている「和紙の新聞紙」という和紙に関する情報ブログ。全国の和紙に関する情報を日々更新されています。水引の情報も素材の和紙つながりでご紹介していただいたようです。私の場合は愛媛に限定した情報発信ですが、グローバルな視点と継続した情報発信にはただ感心するばかりです。おまけに水引の情報の前には大五木材さんの紹介が。。。内子五十崎和紙のwazm/佐藤友佳理さんもお知り合いの様です。福井県からの頼りで愛媛のネットワークを知ることが出来ました。

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伊予の水引/有高扇山堂

経済レポート10.10.11四国中央市の水引製品メーカーとの取組みが愛媛経済レポートに掲載されました。四国中央市の水引製品は国内二大産地の一つですが、知名度は今ひとつ。祝儀袋(金封、ポチ袋)や結納品といった儀礼的なニーズの従来製品だけでなく、日常の生活を豊かにするモノの開発に取り組んでいます。

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呼吸する和紙

IMG_0024昨日から10月11日までえひめイズムで内子・五十崎和紙wazm「呼吸する和紙」を開催しています。紙縒りに楮を漉き込むシンプルな製法なので初めてご覧になる方は一見、これが和紙?と驚かれます。確かに孔だらけで文字は書けませんが、通常の手漉き和紙と同じ材料を使っています。また、その技術を進化させ、強度と吸湿性、消臭性など機能性を付加させたオリジナル和紙を開発しました。

現在の住空間で障子紙や襖紙などで使われている和紙(正確には機械でパルプを原料に作られた量産品)も生活スタイルの変化によって需要が減っています。書道紙にいたっては義務教育の習字の授業でしか使ったことのない方が多く、金封に筆ペンで年に数回使用するのがほとんどではないでしょうか?その様な社会環境の中で地域から手づくりの和紙を発信することはなかなか大変なことですが、是非、頑張って欲しいものです。

5月に東京西麻布のギャラリールベインで発表した際には、沢山の方にその審美性を評価していただきましたが、今回は松山で初めての発表。是非、現物をご覧になって下さい。

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白洲正子「神と仏、自然への祈り」

SHIRASU3年前の青山二郎展以来となる白洲信哉氏の企画・プロデュースの企画展が来年1月から愛媛県美術館にやってきます。滋賀県近代美術館、世田谷美術館と3会場の巡回展で愛媛よりも一足早く、白洲正子さんの著書「西国巡礼」「かくれ里」の地、滋賀県近代美術館で10月19日(日)〜11月21(日)に開催します。滋賀県観光情報のHPには「白洲正子の愛した近江」と大きなバナーが表示されており、著書と縁の地とわかりやすく紹介されています。

滋賀県美のポスター、実はデザインは青山二郎展愛媛県美術館の時と同じ松山のデザイナー、フェイスデザインのSさんが行いました。愛媛は2011/1/29(土)〜3/6(日)。白洲正子さんの世界を愛媛にいながら観れるのは何とも有り難いのですが、何故縁の薄い愛媛で開催できるのでしょうか?不思議な縁を感じます。

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車窓の秋空

IMG_0006一昨日は朝から四国中央市へ移動。毎月1回水引研究会の日。アドバイザーとして参加させていただいています。伊予水引金封協同組合の婦人部「美結会」の皆さんとの研究・開発。四国は紙の生産地が多く、特に四国中央市は「紙のまち」と言われる程の生産量をほこります。また、一口に紙といっても様々な製品があります。新聞紙、おむつやティーパック、レンジフードなどに使われる不織布、壁紙の原料、印刷物、手漉き和紙、紙糸、紙布、元結(もっとい)、水引と紙の原反から加工品まで様々な製品を作っています。

水引は主に金封と結納品の生産が中心で、全国でも長野県飯田市と二大産地として有名ですが、コンビニや百均ショップでも購入できる金封は大量生産による価格競争に巻込まれやすく、量産化が進み国外の生産に頼っています。結納は全て産地の技術を活かした手づくり品が多く伝統工芸士による高品質の商品です。しかし、儀礼の形骸化に伴い需要が激減し、価格も安価なものが多いのが現状です。伝統工芸士も高齢化が進み、高い技術が継承されるにはそれを市場はなかなか評価出来ていない情況です。

そんな産地が抱える課題に組合が向き合い、ホームページやネット販売など産地から直接消費者へ伊予の水引を訴求しはじめて久しいのですが、なかなか厳しい現状です。組合の婦人部「美結会」では10年以上も前から水引の美しさと結びの文化、日本の伝統を啓発する為に地元の小中高校を中心に体験を継続し、施設などへの出前ワークショップも行っています。今年はえひめイズムでも開催しました。組合や一部の事業者さんがボランティアでやってらっしゃるのですが、現在も継続しておこなっている素晴らしい活動です。そんな活動と水引を良く知らない市場。そんな現状を何とかしたいものです。

夕方まで四国中央市で研究会を行ったあと、高速道路に飛び乗り松山インターを素通りして宇和島へ。愛媛の東の端から西の端へと一気に移動します。夜はジャパンブランド「宇和島パールシーラバーズ」の会議。地元の真珠養殖、加工、販売の事業者さんとの打ち合わせです。地域と業種も全く違いますが、いずれも主幹産業とし長年地域を支えていた産地であり、優れた製品を全国に出荷していますが、同じ様な課題をそれぞれ抱えています。産官民が一緒になって課題に向き合う機会が増えましたが、誰かが考えてくれるだろう、何とかなるだろうという他力本願では何も生まれませんし、私が関わってどうなるものでもありません。全ては自分たちのために何とかしたい!という想いから始まるのだと思います。私も限られた知恵と時間しかありませんが、応援団の一人として寄り添って行きたいと思います。

宇和島を出たときには日付が変わっていました。道中サービスエリアで仮眠を取って事務所に帰るころには朝焼けが眩しい。車窓からほぼ24時間、秋空の移り変わりを楽しむことになりました。写真は東(四国中央市)から西(宇和島)へず〜っと伸びる筋雲です。

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