収穫の秋

DSC01385十数年前東京から愛媛に帰った一つの理由がこれです。さすがに専業で農業をするだけの覚悟はありませんでしたが、本業のデザインの仕事をしながら田植えと稲刈りの農繁期だけはずっと続けています。といっても小さな水田が点在しているので自分たちが食べる程度の量しか生産していませんから大型農機具はありません。松山では稲穂が頭を垂れ、黄金色に色づいたら一気にコンバインで収穫しますが、実家では旧式の田植機、稲刈り機が大活躍。それでも20〜30年前は近隣の農家や親戚が総出で行っていた頃と比べると比較にならないくらいの労力です。当時の物価と米の価格だから人の手で農作業が出来ていましたが、今は米を作っても生計は成り立ちません。田舎では高齢化が進み、田畑を維持出来ない農家も目立って来ましたが、後20年は自分が口にする米は自分で作るつもりです。その為には作業負担を軽減させてくれる最低限の道具(機械)は必須です。

今年は9月上旬に始まった稲刈りでしたが、稲木にかけて秋風と天日に晒して自然乾燥させます。そしてやっと先週稲おとしが終りました。機械を使っての作業ですが、手を抜くとすぐに調子がおかしくなる旧式の機械なので作業はけっこう気を使います。

DSC013891〜2時間後には稲おとしが終了。あっけない作業に見えますが、結構きつい作業です。毎日体を動かしていたらもっと楽なのかもしれませんが、限られた時期しかやらない作業と私自身の老化が進んだのか、作業後数日は疲労が取れません。本業に戻るとつらい作業のことは2日もたてば忘れているのですが、ここ2〜3年は1週間経ってもしっかり体が記憶してくれています。20年先まで続けるためのもう一つの重要なポイントは自分の健康と体力。そろそろ基礎体力作りを意識的に実行しないといけない時期になりました。デザインも体が基本ですから。

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