松山の中心にある商店街、大街道の「アートステーションおいでんか」で運営NPO3団体が開催した表題の展覧会が先日終了しました。おいでんかビルの1階に子供達の作品展示会の会場に立ち並ぶツリー。。。実は久万高原町の檜の間伐材を20数本使用し、子供達の作品=クリスマスオーナメントを森の不思議な生き物(キャラクター)を演出しています。
この檜の間伐材(下写真)画像です。10メートル以上の細長〜い檜の上部3メートルの部分を使用しています。以前は杉、檜の間伐材は建材として利用価値 がありましたが、現在は需要がなく人件費をまかなえないため山に放置して自然に返しています。松山から車で1時間程度の距離にある景色です。
この森は12月13日に会場撤去、ウィンドーと一部コーナーにツリーを残してクリスマス終了後に最終撤去となります。森の檜は伐採してすでに2週間以上が経ちますが、その間切り花の様に切り口に添えたトレーで水やりをしただけで葉は青々としています。驚くべき生命力です。
大五木材さんの森のかけらの様にこの森の檜も最後まで使い切る方法が見つかれば良かったのですが、ほとんど枝葉の状態で扱いきれず、再び山に返すことにしました。短い期間ですが、商店街の一角に出現した森を沢山の方達に見ていただけたことで当初の目的を全うしてくれたのですが、まだ青々とした枝葉を山に返すのは「もったいない」、新たな役割は何かきっとあるはず。。。この森は久万高原町の久万造林の井部さんのご協力で実現することが出来ました。井部さんとはえひめイズムでご紹介した「久万郷」の盆、割り箸や新製品を開発中、それは今回の森がきっかけなのです。