「キャラ森の不思議なクリスマス」の人

すっかり紹介が遅くなったのですが、11月28日の「キャラ森の不思議なクリスマス/ワークショップ」はアートNPOカコアと愛媛木材青年協議会、久万郷、松山デザイン専門学校スペースデザインの生徒11名によって実施しました。

アートNPOカコア、NPOシアターネットワークえひめ、NPOアジアフィルムネットワークの3団体が主催する「まちなか現在藝術プロジェクト〜 Art in Motion」の一つです。商店街のど真ん中にあるアートスペース「おいでんか」で商店街の活性化と連携、アートの啓発、発信拠点として行っています。

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「キャラ森〜」はキッズプログラムとして子供を対象にした参加・体験型事業です。クリスマスの森に仕立てた1階ギャラリーに子供達の作品を展示します。その作品は商店街の中から子供達が見つけ出し、イメージを膨らませてオリジナルキャラクター(森の生き物)を表現してもらいます。募集で集まった子供達(約30名)はオリエンテーション後、1階の展示会場を見て自分たちの作品展示の場所を見てもらいます。

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グループごとに子供達が商店街へ。スケッチブックを片手に気になるお店を散策します。ほぼ子供達と同数のスタッフが子供たちと同行しサポートします。お店には事前にイベントの主旨を説明して協力していただきました。

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イメージを鉛筆でスケッチ出来た子供達は会場に戻って、色鉛筆で着色します。30センチ四方の画板(ベニア)に図案を下書きできたらいよいよ仕上げに入ります。

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だいたいこのあたりでお昼の時間。スタッフと子供達で一緒にランチ。朝10時に受付をしてからワークショップ終了の4時30分までご家族の方は参加できません。上左手の写真は親子みたいですが、カコアのfさんと参加の子供です。fさんは本業はグラフィックデザイナー。今回のビジュアル全般もデザインしていただきました。昼食後は今回一緒にお手伝いしてくださった大五木材の高橋さんの木のクイズ。午前中はおとなしかった子供達もそろそろ環境に慣れて思い思いに遊びだす頃ですが、さすが高橋さん、ホットな話術に大人も子供も引き込まれます。木の名前から身近な用途に使われる沢山の種類を教わりました。続いて、愛媛木材青年協議会のメンバーであり、久万高原町からツリーを運んで来ていただいた井部さんから杉、檜の間伐材を説明していただきました。木の名前くらいはみんな知っているのですが、何故ツリーが間伐材なのか?子供達の真剣なまなざしが印象的でした。そして会長の渡部さんからもご挨拶を頂戴しました。普段はアーティストさん達との交流が多いアートNPOと愛媛木材青年協議会さん、今回始めてのご一緒させていただきましたが、皆さんの木を愛する想いはカコアや学生、子供達に十分伝わったと思います。

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ジャッジャッジャッジャッ、ギコギコギコギコ、午後からは下絵を描いた板をシルエットにそって糸鋸で切り取ります。高橋さんからお借りした電動糸鋸では間に合わず、生徒達が手切りをはじめました。子供達の作品の進捗に合わせて自分の判断で道具を手に取り行動する生徒達の勇姿に先生(私)もたじたじです。

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切断した板に着色してキャラクターを仕上げます。最後に木の板で出来たキャプション(作品名、作者名)も自分で作り、いざ展示場の森へ。まずは一人一人、小さなアーティストさん(子供達)の記念撮影。みんな、どの作品も笑顔も素敵です。

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IMG_1236作品展示も最後まで子供達が決めます。子供達から生まれたオリジナルキャラクター達が森の中に出現しました!!最後に全員で記念撮影。6時間強のワークショップ。正直、小学生低学年の子供達には難しいのではないかと心配していましたが、全員落伍者もなく、立派に作品を作ってくれました。この作品は12月25日までおいでんかに展示中。1月から記念撮影した写真と一緒に作品を返却します。皆さん、ありがとうございました。

なお、このワークショップの様子は高橋さんの「森のかけら」ブログで早々にご紹介していただいています。こちらも是非ご覧下さい。

カテゴリー: 1.日々デザイン   パーマリンク

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