WAZM空間、ギャラリールベインOPEN

名称未設定5月25日から東京出張中です。西麻布のギャラリールベインで内子・五十崎の中岡建設さんの和紙ブランド「わずむ」がいよいよ東京デビュー。以前ご紹介したゼオライトを合成した消臭・湿度調整機能のある「大型和紙」で包まれたやわらかな空間となっています。

IMG_0145設営当日、松山から額師風雅さん(写真右手)がお手伝いに駆けつけていただきました。風雅さんには今回の試作品の額装だけでなく、3年前から五十崎和紙のジャパンブランドの和紙フレーム製品開発に関わっていただいていましたが、ハードな設営を終日(夜まで)助けて頂きました。本当に有り難うございます。

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風雅さんに仕上げていただいたオリジナルフレームがこの作品。モビールのパーツのリングはリース編みの様に編み込まれた紙縒り和紙にゼオライト合成した楮を漉き込んでいます。このモビールを簡単にインテリアアートとして使えないか?試作を作りました。アクリルに挟まれた和紙が宙に浮かび、バックの鏡が不思議な奥行きを表現しています。

_MG_3302_MG_3301様々な表情を持つ〈軽やかな〉和紙で包まれた会場はホワイトキューブに生成りの和紙がさわやかで軽やか。写真ではなかなかうまく表現出来ないのですが、御客様はみな会場の中央に迷路の様に吊られた空間にしばらく立ち止まり、その和紙の表情に見入っています。

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和紙の後ろの壁面には制作風景や五十崎の風景のポスターを展示。和紙の背景に、わずむの和紙が作られる背景をさりげなく設えています。高さ2.7M×幅1.2Mの和紙は制作時には途方も無く巨大でしたが、この大きさが壁を意識させ、見る位置によって和紙と和紙が重なり、幻想的な雰囲気と結界を感じさせてくれます。

本日は二日目。続きは今夜更新します。

カテゴリー: 1.日々デザイン   パーマリンク

WAZM空間、ギャラリールベインOPEN への6件のコメント

  1. sano より:

    高橋様、ばたばたしていてご無沙汰しています。今回の会場はヒルズから徒歩5分ですが、人通りの少ない大使館や高級住宅に囲まれた静かな場所。かなりとんがった企画展ですが、それが幸いしました。わずむは広島のオリエンタルデザインギャラリー以来の四国外デビューです。モノを魅せる展示も大切ですし、空間で感じる展示も大切です。森のかけらもデザイン・アートに特化した方達に是非空間で魅せたいですね。今日から旅フェアーです。頑張って明日ブログにupします。

  2. sano より:

    fujitaさん、わずむでは大変お世話になりました。初日は100名近く来場があり1件の商談、二日目は2件の商談がありました。御客様はゼオライトの効果と和紙についての今日見いを持って頂いた様子です。和紙は近くで見ないとよくわからないのですが、ゼオライトは機能性だけでなく、楮がからみついていない超薄の表情に会場に来られた越前和紙の方も驚いていました。本当にありがとうございます。sano

  3. 佐野さん、お疲れ様です。
    素晴らしい出来栄えですね~
    モビールのパーツは涼を誘いそうですね
    是非、実物を見てみたいです。
    ああ、広島を思い出しますね・・・
    うちも年に1回ぐらいは、こういうのをやりたくなりました。ご帰還後に詳しい裏話も教えて下さい。
    旅フェアの画像をお土産にいただきたいです~!

  4. fujita より:

    愛媛の地域資源のひとつであり、350年あまりの歴史を有する内子・五十崎和紙の新しい船出ですね。

    和紙は「伝統=継承=変わらないもの」と捉えがちですが、この『わずむ』は「伝統も踏まえつつ=時代の流れにあわせた変化=進化し続けるもの」に違いない。職人の技+デザイン+化学(ゼオライト)がもたらす『わずむ』の進化!!

    これから楽しみにしています。

  5. sano より:

    にしおさん、コメントありがとうございます。まだ会場にいます。おかげで、お客様の評価も上々です。和紙の空間にずっといますが、気持ち良いですよ!

  6. Face 西尾 より:

    FACE にしお です

    佐野さん!お疲れさまです。かっちょいいですねー!
    ステキな空間ができましたね。
    五十崎の「香り」や「そよ風」も会場に持っていきたい感じですねー!

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